nehan retreat villageを始めるに至った経緯

全ては旅からはじまった。

ドロップアウトして旅を始めた23歳のとき、ヒッピーに出会った僕は、良くも悪くも人生を急展開させることになった。

馬30頭と20人でグアテマラとメキシコの名前もない山々を超え、サバイバルした。見えるものは全て自然。馬にまたがり、火をたいて、川で水浴びをし、太陽と月のリズムで生きる。ある日全ての自然とつながる不思議な「マインドフル」の世界を体験した。

旅の中何度もヒッピーの祭典レインボーギャザリングに参加した。そこで、人間の根源的な歌・踊り・肉体を通して「ワンネス」の世界を体験した。

幻覚作用のあるサボテンで有名なペヨーテを儀式で用いるウイチョル族の村をセスナで訪れた。自給自足をしている彼らと共に過ごし砂漠に巡礼して、儀式に参加した。日々の生活を助けあうことで「生きる本質」をそこで学んだ。

僕がさまざまな旅の中で、見て体験してきたことは、一般社会からするとすごくかけ離れているかもしれないけれど、そこには純粋に人間であることの本質があった。そしてこの不思議な精神世界は今、科学されて誰でも理論立てて理解できるようになってきている。

僕らが日常世界でみる物質の動きと、量子の世界では全く異なる動きをすることがわかってきた現在、「精神世界を体感すること」はただのスピリチャルで終わらせれるものではなく、精神世界を探求し、真理を知っていく行為は、クリニックで治療すべき病気のようになってきている。つまり、現代社会の当たり前の価値観や体験がむしろ病的でそれを治す、という捉え方になってきている。インドの聖典ヴェーダにも、仏教にも、悟りは解明されている。悟りは10段階のマインドセットであることがわかっているし、そのマインドセットを体験できる場所が世界にはたくさんある。それを現代風にわかりやすくアレンジしたものがリトリート。さまざまなワークの受けれる場所をリトリートセンターという。

これからは人間ドッグの延長線上にバイオハックがあるだろうし、バイオハックの先にはリトリートがあると思う。もしくはリゾートホテルの延長線上にリトリートがあると思う。

気持ちよかった、すっきりしたというリラックス系のリ・トリートは他の場所に譲るとして、僕は本当の「マインドフル」「生きる本質」「ワンネス」の世界が体験できる場所、人生がたった一回のリトリートで変わってしまう、それくらい本当に悟りと向き合って体験できる場所が今、世界には必要だと思う。

今回、八ヶ岳でnehanリトリートビレッジを作ることにしたのもその流れから。

nehanはリトリートに限らず、ビレッジと書いてある通り、コミュニティでもあり、いろいろな音楽イベントもやっています。

ここは、現代社会に揉まれて「生きる本質」を見失った全ての人に、気づきをもたらす場。価値観の違う人たちが集い、新しいインスピレーションを受け取るハブ。そこから生まれる新しい価値観や活動を通してnehanはその形を広げていきます。

Nehan Retreat Village

八ヶ岳にあるリトリート施設 「Nehan Retreat Village」 にて、さまざまなリトリートを開催しています。リトリート情報はfacebook・instagramで発信しています。

リトリートは日本だけでなく、メキシコ、トゥルムでも開催しています。こちらはfacebookグループで配信していますので、興味のある方はぜひグループに参加してみてください。