アフターコロナ時代、最大のチャンス。誰よりも早く、OO始める人は「OO」になる。導入篇

今回の話の内容は、いかに新しいライフスタイルを作るか。今のコロナの状況を含めて、今後社会と個人がどういう方向に向いていくか、そして、個人として何をすれば、情報に埋もれずに自分のやりたいことを仕事に変えていくかについて話していく。

  • 10数年前に誰よりも早く、SNSを始めた人は「インフルエンサー」になった
  • 7年前に誰よりも早く、YouTube始めた人は「YouTuber」になった
  • アフターコロナ時代に誰よりも早く、OO始める人は「OO」になる。
Wirikta, San Luis Potosi

コロナにおける変化

今回のアナログからデジタルへの移行は、デジタルに移行することが目的ではなく、デジタル化することで可能になる社会、それに対応する個人の生き方の強制移行だ。例えば、コロナの影響を受けて、たった2ヶ月足らずで、ZOOMミーティングが標準になった。その結果、フィジカルに人と会えないのであれば、人はより一層ネットの中で、共感するグループに属そうとする。共感を得られるのであれば、知らない人と話たり、ネット上で人と出会うことが当たり前になった。

究極の個人の時代が訪れた

  • YouTubeはテレビにとって変わってYouTuberという個人が芸能人になった。
  • Twitterは世界の情報を一瞬にして共有してしまう、個人がメディアになった。
  • 旅行のプランや、買い物、食事等のサービスも、SNSを通した友達の情報が一番気になる、個人が代理店になった。

ネット情報のコモディティ化

ネットでのコミュニケーションが標準になった世界では、逆説的にネットの中の情報はさらにコモディティ化し、ネット上で見つかる情報はみんなが知っている情報。共有される情報にもはや価値は生み出せない。他人と同じことをする時代は終わり、とにかく一個人として、新しい何かを探さなければいけない。

「世界のかたすみ」には誰も知らない世界が広がっている。

僕の周りには、圧倒的にクレイジーな奴が多い。みんなオリジナルだ。会社の社長でお金持っているとか事業バリバリやっていると言うのがかっこいいという、beforeコロナの話ではない。一個人として生き方が明らかに誰とも異なる、聞いたこともないようなライフスタイルを持っている、人生が映画にできそうな冒険をしている、そう言う生き方をしている奴らが僕はかっこいいと思う。今まで日の目を見なかったけれど、そういう奴らが、今こんなに自由な時代において、圧倒的な存在として輝こうとしている。

Nomadsunited 2005

クレイジーな奴ら

ボートで世界四周している海賊の仲間は、360度水平線しか見えない海のど真ん中で、日々イルカとクジラと共に泳いで暮らしている。夜ボートの周り一帯が海ボタルだらけになり、飛び込むと一面光り輝く、そんな世界一度でもいいから見てみたいと思う、彼にとってはそれが日常なのだ、まるでライフオブパイの世界だ。

世界中に、エコビレッジという田舎に土地を買って、仲間と共に経済に依存しない村づくりをしている仲間たちがいる。エコビレッジは小さい所だと20人くらいから大きい所だと200人くらいの単位で暮らしている。自分たちの手で、衣食住を出来るだけまかなっている。畑を耕し、家畜を買って、家はセルフビルド、電気はソーラーパネル、水は川や井戸から取る、そんな暮らしをすることで、経済に強く依存しない暮らしをしている。お金のために仕事するのではなく、お金を使わなくても生きていける暮らしを作るために仕事をしている。

エクアドルのアマゾンのシャーマンたちと5年間共に暮らしながらドキュメンタリーを撮っている仲間がいる。彼女はアメリカの大学を卒業してすぐに、エクアドルに飛び、アマゾンのシャーマンと過ごすうちにこの無くなっていくであろう先住民文化とその大切さを世界に伝えたいと思い撮影を始めた。

ヒッピーの聖地、グアテマラの世界一美しい湖アティトラン湖のほとりで日本人1人で日本食レストランを運営している仲間。彼女は小学校の先生をずっとやっていたが、ある日退職し旅に出てグアテマラ にたどり着く。この湖を見てここが自分の居場所と思い、そのままレストランを開業した。

その想像もできないような異次元な世界観に住んでいる奴らがいっぱいる。東京や日本の大都市という価値観はその一つでしかない、世界は圧倒的に広い。

ネットでは見つからない世界

今年の流行語大賞は何だったかとか、タピオカが流行っているけど落ち目で、次はわらび餅が流行るらしいwとか、新作のハリウッド映画が面白いとか、新しいウェブサービスがすごいとか、コンビニのコーヒーに新しい味ができた(セブンのブルーマウンテン結構好きだけどw)とか、アフターコロナはオンラインサロンが流行るとか、すべては、流行であり消費されては古くなり、また新しく生産されては消費を繰り返す。それは日に日にスピードを増して、もはや5年後どうなっているかなんて誰にもわからない。しかし、それは決められた枠の中での話であり、実は日本という、都市という一つの価値観に過ぎない。世界には全く違う世界がゴマンとあり、そこら中に広がっている。しかし、それは自分で行かないと見つけれないし、誰も見せてもくれない。

Izu Kanagawa

ネットでは見つからない世界、それがこれから価値になる。共感になる。これからの時代は究極に個人の時代になる。こんなネットしかない時代だからこそ、ネットがない世界に出ていこう。都市を離れてみよう。誰も見たこともない世界に行ってみよう。

みんな同じネットという世界の住人だ。みんな同じゲームをプレイしている。ゲームを一旦やめて世界のかたすみを見に行ってみる。それは限りなく「アナログ」である。そこに新しい価値が生まれる。
Laguna Salada, Baja California Mexico

アフターコロナ時代は「デジタル」から「アナログ」へ移行する

アナログとは、ネットでは見つからない情報を見つけにいくことだ。それには誰も行ったことのない世界のかたすみに行くことだ。その方法として以下の2つをお勧めする。

1.海外移住

世界のかたすみに移住すると言うのは一つの大きな手段だ。先進国でもいいかもしれないが、ここでは発展途上国をお勧めする。先進国は日本と一緒で何もかもがきれいに整備されてしまっている。新しく参入する場所が極端に決まっている、椅子取りゲームのように同じ分野に人は流れ込み、競争がすぐ激化して、取り合いになっしてしまう。発展途上国はいろいろなことがまだ不明確、決まっていない、だからこそ新しく生まれる分野が多い。また日本で当たり前のことが、海外には存在しなかったりすることがしばしばある。例えば、電子マネーが全く普及していなかったりする。不動産の物件探しの場合、不動産屋がほとんどなく、ネットでも探せなかったりするので、いまだに道を歩いて探すのが普通だったりする。日本に住んでいると全然気づかないことがたくさんある。世界のかたすみに移住することで、誰も知らない、現場に行かないと手に入らない情報やネットワークが手に入る。

2.デジタルノマド

デジタルノマドになるというのが二つ目の手段だ。デジタルノマドというとアナログからデジタルというイメージがあるが、実は全く逆だ。リモートで仕事が完結する、プログラマーやウェブデザイナーのような仕事はパソコンがあったらどこでも仕事ができる。自分のライフスタイルを好きにカスタマイズできるようになる。世界のかたすみに自分の身を置くことが可能になる。そこで誰も見たことのない世界を模索し続けることができる。

SNSやカンフェレンスからは革新的なものは何も生まれません、とんでもない場所にいる変わった奴らが後に自国に帰って、新しいカルチャーが生まれるのはいつの時代も同じです。
Cenote Ixchel Community, Tulum

例えば、僕の場合

僕は23歳(17年前)の時に旅に出た、特に主な目的はなかった、というより自分が何者なのかを探していたのだろう。

旅を初めて3ヶ月くらいした時、ラオスの山奥にバンビエンという小さな集落に行った。大きな川が止まっているのかと思うくらいゆっくり流れている。川の反対側には人も建物も何もなく自然そのままで、鹿や、ウサギ、いろんな動物が川にきては水を飲み聞きていた。山はまるでドクタースランプアラレちゃんに出てくる円弧を描く漫画みたいな山が連なっている。そして時間の流れはとてつもなく遅かった。そんな中、僕は盲目の日本人のおじさんに出会う。彼と僕は川の上に立っている竹でできた掘立小屋で2週間語り合った。彼は実業家で、目が見えなくなってから世界を旅し、たまに日本に帰っては事業を起こし、売ってはまた 世界のかたすみに旅をする生活を送っていた。盲目なので、もはやどこにいても一緒じゃないかと思ったが、バンビエンは圧倒的に美しい村だった。彼はそこでビジネスを何も知らない僕にステップ1,2,3で事業の起し方を2週間かけて教えてくれた。まさかこんな 世界のかたすみの先住民族の村で盲目のおじいさんにビジネス講座を受けることになるとは想像もしていなかった、彼は僕に言った、「君は独立心が強いから自分で商売した方がいい、好きなように生きたらいい、みんなに合わせる必要は全くないよ」そのとき初めて自分で覚悟を決めて商売していくことに決めた。そっと川のほとりに目を向けると、鹿とアヒルが水を飲みにきていた。

Vang Vieng, Laos

バンコクに戻り僕はチャトゥチャックマーケットという東南アジア最大の市場に行って見た。そこには雑貨から植物、家具からワニまでなんでも売っていた。そこで見つけた雑貨たちはその当時の価格は日本では想像も出来ないくらい安かった。日本の20分の1くらいの価格だった。小さなピアス等だと日本への送料がその当時、70円くらいだった。信じれないくらい安い。タイから直接日本のお客さんに売れば、すごい安いことがわかった。しかも日本ではチャイハネみたいなアジア雑貨全盛期だった。僕は速攻でECのウェブサイトを立ち上げた。ウェブサイトを作ったことなんてなかったし、今から2003年にECで物販をやっている事業者も極端に少なかった。なんとかウェブサイトの作り方を書いているサイトを片っ端から見渡して、なんとかECのサイトが出来上がった。サイトで販売をはじめ、僕はチャトチャックマーケットの住人かのように毎日のように通うことになった。そうこうしているうちにちょとチャックマーケットの店舗の女の子と付き合うようになり、気がついたらタイに移住していた。僕の旅の予定は2年ほどかけて世界を回る予定が、3ヶ月でタイに来て移住することになるとは思っても見なかった。

Chatuchak Market, Bangkok

今、僕は、カリブ海にいる。名の知れたカリブ海でも、ここに住んでいる日本人なんてほとんどいない。だから僕しか知らない情報だらけだ。このエリアの先住民と仲良くなり、彼らの土地も買った。メキシコのマヤ先住民族の土地の買い方や、このエリアの土地情報を日本人で知っているのは、おそらく僕1人だけだろう。何も難しいことでもなんでもない。ただ僕がここにいて、現地の人たちと繋がっているからから知っているだけの話。そこにはマヤの先住民がどのようにしてこの地を開拓して、どのように自給自足して生活をしていたか、地下には鍾乳洞の湖が広がっていて、それをどうやって活用してきたか、ジャングルの植物の種類、チュクンという木を使うことで防水加工の壁が作れる技術があるなど、彼ら先住民族のストーリーに触れることができる。ネットで探しても出てこない。そんな体験の積み重ねが自分をより一層「オリジナル」にしていく。

次回は→世界のかたすみをどうやって見つけるか、もっと具体的に誰でもトライできるように、その方法論を6つのステップで具体的に説明していく。

All Pictures are copyrighted by Yoshihiro Koitani. (Exclude the one has copyrights name next to the picture)


現在進行中のプロジェクト

〜世界中が居場所になる「ファイナルランド」を作る〜

現在進行中、村づくりエンタメ番組「#かくめい」

https://www.youtube.com/user/KakumeiMinna

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