カリブ海の魅力はカンクンだけではない!?マヤ文明の聖地ユカタン半島全主要スポット

written by さいどん -かくめいメディア・クリエイティブ担当-

カリブ海のユカタン半島ってどんなところ?

前回までは筆者が住んでいる場所トゥルムについて記事を書いていたが、実はトゥルムだけがユカタン半島で魅力的な場所というわけではない。
ユカタン半島にはキンタナロー州、ユカタン州、カンペチェ州という3つの州がある。
キンタナロー州の中ではトゥルムは小さな田舎街。それに反して超グローバルで意識の高い欧米人が訪れるという異質な街だが、観光という側面においては国際空港のあるカンクンがダントツだ。いかにもビジネスライクで商業的な都市であるカンクンに時代遅れの空気を感じた欧米人がトゥルムにやってくる。もはや彼らはエンタメには興味がない。儀式やリトリート、自然での暮らしを通して肉体と精神をアップデートするという人間としての根源に迫る豊かさを求めているのだ。
また、ユカタン州にはユカタン半島最大の都市メリダがある。この街はコロニアル調でカラフルな建物が多く見られる。メリダに海はないが、この場所から車で少しのところにメリダの地元民が訪れるプログレッソというビーチリゾートやマングローブが生い茂り、ピンクフラミングのいるセレストゥン自然保護区がある。もう1つの都市バジャドリードはユカタンの伝統や歴史、文化という側面において奥深い一面がある。

ユカタン半島は古代マヤ文明の聖地

メキシコのユカタン半島から中米地域にかけて古代マヤ文明は長きに渡って栄えていた。
その名残が遺跡として今でも各地に残っており、当時にしてはピラミッド、都市建設、石碑の刻印など、高度な文化的特徴を持っていたことから多くの謎を残している文明でもある。また、マヤ先住民は今でもユカタン半島を中心にメキシコ人としてごく当たり前の生活を送っている。遺跡として有名なのはチチェンイッツァ遺跡だが、ユカタン半島全域にいろんな遺跡が散らばっており、マヤの歴史が好きであれば各主要スポットの周辺の遺跡には行っておくべきだ。また、マップの一番南にあるカラクムルは位置的に秘境中の秘境なのだが、遺跡に登ることができる上に(人気の遺跡は登れない)そこから360度見渡せる絶景スポットでもある。

世界のダイバーの聖地セノーテ

セノーテはユカタン半島にしかない、地下水からできる水中鍾乳洞である。
この地はかつて隕石が落ちたといわれており、この地は石灰岩の地形となった。そのおかげで雨が降っても石灰岩が溶けて地下へ流れるためユカタン半島に川ができることはなかった。石灰岩の地形は頻繁に陥没し、その穴が泉となりそれをセノーテと呼んだ。川がなく、水に恵まれなかったマヤの先住民にとってセノーテは聖なる泉であるのはその所以である。特にユカタン半島北部では、必ずセノーテの近くに都市が発展した。
それほど生活基盤として重要なインフラだったセノーテは現代においても、生活用水として活躍している。だが、他国から訪れる人にとってはセノーテは観光資源であり、ここでしか味わえない圧倒的透明度の水中鍾乳洞が多くのダイバーを魅了することとなった。

リゾート都市カンクンを始めに世界屈指のリゾート

現在のトゥルムが欧米人だらけのエコリゾートとして凄まじい発展の最中であるように、かつてカンクン、プラヤデルカルメンとカリブ海沿いに北からどんどんリゾート開発が行われてきた。今や、トゥルムのさらに南であるバカラルまで発展すると言われユカタン半島の勢いは衰えるところを知らない。だが、世の中が求める豊かさの形はどんどん変わり、同じリゾートでもカンクンとトゥルムは大きく違う。カンクンは誰もがイメージするエンターテイメント盛りだくさんのリゾート地だ。ビーチ沿いは巨大な高級ホテルがビーチを埋め尽くし、テーマパークにウォーターアクティビティやソチミルコ、ナイトショーなど遊びにおいて飽きることがない。メキシコそのものをエンタメとして体感するなら、カンクンであらゆる体験ができる。おまけに船ですぐのムヘーレス島に行けば圧倒的透明度の海に、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁など、自然のコンテンツが盛りだくさんだ。それに対してトゥルムは派手なエンタメよりも、環境にも人間の身体や精神にも配慮した意識の高いコンテンツが多い。ホテルは景観を乱さず、自然に溶け込むデザインだったり、ホテルのサービスそのものが自然をより感じることを意識している。カンクンと同じリゾートでもデザインや料理、イベントなど1つ1つに込められた奥深い世界観が感じれるだろう。

カリブ海ユカタン半島全主要スポット

これから紹介するのはユカタン半島に来る際に多くの人が訪れることになる主要な街と共にその場所の近くにある魅力的なスポットをまとめてみた。上記の地図を拡大してもらえれば、どこに主要なスポットがあるのかがわかる。基本的に飛行機で来る人はカンクンをスタート地点にして、南あるトゥルムや、内陸にあるバジャドリード、西にあるユカタン半島最大の都市メリダを訪れることになるだろう。各街の特徴とおすすめのスポットと共に周辺にある遺跡、セノーテ、自然公園、島など、ユカタン半島にしかない多くの魅力的なスポットを記載している。

エンターテイメント盛りだくさんのリゾート地「カンクン」

ユカタン半島で誰もが知っている場所が世界でも有数のリゾート都市カンクンだ。この場所には国際空港があり、飛行機で来る人はユカタン半島のどの場所に行くときも必ずこの街を起点にどこかへ行くこととなる。特に多くのアメリカ人が余暇の過ごすためにやってくるため、観光客が集まる場所では英語は大概通じる。主要なエリアはホテルゾーンとダウンタウンに分かれる。観光客のほとんどがビーチやエンターテイメントを楽しむためにやってくるため、ホテルゾーンで多くの時間を過ごすことになるだろう。メキシコの地元の雰囲気を少しでも味わいたいならダウンタウンのエリアに行ってみるといい。ストリートフードや市場など、バックパッカー向けのお店が多く立ち並ぶ。

カンクンのホテルゾーン

カンクンにまず到着したら、ビーチのあるこのゾーンにやってくるはずだ。ここにはカリブ海の美しいビーチだけでなく、ショッピングやナイトライフ、グルメなどバカンスを楽しむためのあらゆるものが充実している。

ビーチ

ホテルゾーンの目の前にあるククルカン通り沿いにビーチがあり、サーファーが多くいるビーチだったり、家族連れに人気だったり、ウォーターアクティビティ向けのビーチだったり、色んなビーチがある。ホテルゾーンから最も行きやすいところはプラヤフォーラムなので最も混雑しているがまずはそこから行ってみるといい。

主要なビーチ
・プラヤトルトゥガス
・プラヤデルフィネス
・プラヤカラコル
・プラヤフォーラム
・プラヤチャクムール

ココボンゴ

カンクンのナイトライフはかなり充実しており、昼はビーチやショッピング。夜はクラブその中で最も人気なのがココボンゴという世界でも有名なクラブだ。ここでは圧倒的なクオリティのショーが見ることでき、カンクンのどの記事を見てもココボンゴは必ず紹介されるほどだ。また、午後10時半から深夜3時半までドリンクは飲み放題。

カンクンのダウンタウン

カンクンといえばカリブ海の美しいビーチにパーティ三昧のイメージがあるが、ダウンタウンはそれに反してメキシコ人と外国人在住者の日常生活がそこにある。こちらではいかにもメキシコらしい屋台の食べ物を食べ歩きしたり、海を始めとした自然環境をテーマにしたストリートアートを見ることができる。

メルカド28

100以上の小さなお店が集まったメルカド28ではカンクンでのお土産や工芸品を購入することができ、典型的なローカルのメキシコ料理を食べることもできるため、ランチにはちょうどいいかもしれない。だが、ダウンタウンに来る観光客が必ず訪れるため、それを狙う客引きのメキシコ人も多い。

パルケ・ラス・パラパス

ダウンタウンの象徴的な公園であり、多くのメキシコ人がこの場所で待ち合わせしたり、ゆったりとした時間を過ごしている。ここではメキシコでの様々なイベントが行われるため、日によっては魅力のあるイベントが開催されていたりする。公園の周りには屋台やお土産、ヒッピーの手芸品が売られていたりする。

ルチャ・リブレ

スペイン語でプロレスのことを指すが、メキシカンスタイルのプロレスを特にルチャ・リブレと呼ぶ。本場のメキシコシティよりは規模や頻度は少ないが、シティで見る機会がない人はせっかくならここで見に行くことをおすすめする。会場はアレナ・コロノスという名前でダウンタウンにある。まさにメキシコならではの体験なのである意味外せないのかもしれない。

ソチミルコ

メキシコシティ内にある世界遺産でもある、ソチミルコがテーマパークになっている。アステカ民族の都市であるソチミルコを模倣しており、「トラヒネラ」というカラフルな手漕ぎボートに乗って水路をクルーズで楽しむことができる。テーマパークといってもあくまでディナーイベントのようなもので、乗船中にオープンバー付きでマリアッチの音楽を聴きながら伝統メキシコ料理を楽しむことができる。

ムヘーレス島(Isla Mujeres)

カンクンからフェリーで30分ほどでターコイズブルーの海に、世界で一番細かい砂と言われる砂浜がある。わずか7km、幅650メートルほどしかない小さな島。ほかの海と違って波が穏やかな上、遠浅のため海水浴を楽しむにはこれほど最適な場所はない。ここではシーフード、ウミガメ、シュノーケリングやスキューバダイビングが見所だ。これらの体験はユカタン半島にあるほかの島でも体験できるが、カンクンとこの島にしかないMUSA海底美術館だけは行っておいたほうがいいかもしれない。元々はサンゴを守るエコアートプロジェクトとして始まったものだが、400以上の作品がこの場所に沈められている。

ホルボックス島(Holbox)

この島は世界最大の魚のジンベイザメといっしょに泳ぐために世界最高の場所の1つだと見なされており、毎年6月から9月にかけて遭遇する機会がある。また、ほかにもフラミンゴ、イルカ、カメ、マナティなど多種多様な生物と遭遇できる。また、ホルボックスは人里離れた場所にあり、舗装された道路もほとんどない田舎町ような場所だ。しかし、自然を楽しむためには最高の環境でもある。また、この島に行くためにはチキラ(Chiquilá)という村からフェリーでいく必要がある。

暮らしやすさを兼ね備えたコンパクトなリゾート都市「プラヤデルカルメン」

プラヤデルカルメンはちょうどカンクンとトゥルムの間にある都市でカンクンやトゥルムと同じくユカタン半島の主要なリゾート地の1つでもある。実はプラヤデルカルメンは数年前までトゥルムと同じく小さな街だったのだが、あっという間に観光客がたくさん訪れる大きな街に変貌してしまった。まさにトゥルムはプラヤデルカルメンを追う形で凄まじい速度で土地開発が進んでいる訳だが、自然環境の問題で様々な世論が飛び交う。この街はカンクンほどの規模のリゾートではないが、コンパクトで住みやすさとリゾート地ならではの楽しみのバランスがちょうどいい。おまけにカンクンからフェリーで行くことができるムヘーレス島のように、フェリーで40分ほどでたどり着くコスメル島へすぐにアクセスできるところも魅力の1つだ。また、プラヤデルカルメンからトゥルムにかけてセノーテも多く見られ、ダイビングを楽しむならこちらのほうがおすすめ。

キンタアベニーダ(Quinta Avenida)

プラヤデルカルメンに来たら観光客が必ず訪れる、街のメインになる歩行者天国のストリート。長さは2kmで商業施設は基本的にこのストリートを中心に広がっている。このストリートではお土産や民芸品のお店だけでなく、洗練されたグルメやショッピングモールも楽しむことができる。

コスメル島(Isla Cozumel)

キンタアベニーダから目の前の船着場から出るフェリーで40分ほどでたどり着く島。公共交通機関がないため、レンタカーやレンタルバイクなどでの移動になる。コスメル島はセノーテと同じくダイバーの聖地の1つであり、最高の透明度に様々な固有種に出会うことができる。やはり、ここでやるべきことはシュノーケリング、スキューバダイビングだが、チャンカナブ国立公園というところではアトランティスという潜水艦でカリブ海の海底クルーズへ行くことも可能だ。

シカレ(XCARET)

シカレはユカタン半島の海や川、洞窟、ジャングルの地形をそのまま生かして作られたエコテーマパークだ。系列にはXEL-HAやXPLORなど、それぞれの特徴に分かれたXCARET系列のエコテーマパークがこのエリアに数多くある。入場券のみで50以上もあるアトラクションを1日中楽しむことができ、洞窟川下りや圧倒的なナイトショー、サンゴ礁の博物館などあらゆるコンテンツがここに詰め込まれている。

下記よりページ2へ続く

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